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『コレクター』(''The Collector'')は、1965年に制作されたイギリスとアメリカの合作映画。原作は、ジョン・ファウルズの同名小説『コレクター』。孤独な男の女性に対する倒錯した愛情を描いた作品。 この作品はアカデミー主演女優賞(サマンサ・エッガー)、監督賞(ウィリアム・ワイラー)、脚色賞にノミネートされた。また、サマンサ・エッガーは、1966年のゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)を受賞した。 なお、モーガン・フリーマン主演、1997年公開の同名映画『コレクター』とは無関係であるが、扱っているテーマは同じく女性の誘拐監禁。本作よりもサスペンス色が強い。 ==ストーリー== ある日、フレディは蝶を採集している時に人里離れた地下室のある売家を見つける。内気な彼は職場の銀行で皆から馬鹿にされていたが、サッカーくじで大金を手に入れて、この屋敷を購入する。前から気に入っていた美術大学に通う女性ミランダをクロロホルムをかがせて誘拐し、地下室に監禁する。部屋には若い子が好みそうな衣服や美術作品集などが揃っていた。若い頃、バスで一緒になったのが、きっかけで隣の席に座ったこともあり、レディング大学の教授の娘ということも知っていた。階級が違うから普通に出会うことはできないからこんなことをしたという。ミランダが声をかけていた男との関係もずっと気にかける。 フレディは金目当ての誘拐ではなく、監禁したミランダに何をするわけでもなく、紳士的に接して、ひたすらいつかミランダが自分のことを理解してくれるようになるという望みを叶えようと努力する。ミランダに蝶のコレクションを見せるが、これはみんな死んだものだと理解されない。それでも、ミランダの必死の抵抗に、仕方なく監禁の期限を設けるという条件を聞き入れる。この日からおかしな同居生活が始まる。ミランダが欲しがるものは何でも買い与えた。決して監視の目はゆるめず、ミランダもたえず逃げる機会をうかがった。盲腸かもしれないという時、ドアが開いたので出ようとすると隠れて待っていて、ウソを見抜いてしまう。手を縛られて散歩した時も、ある夜に予期せぬ来客があった時も通報する機会をもう少しのところで失ってしまった。『ライ麦畑でつかまえて』をミランダは絶賛するが、フレディは金持ちぼっちゃんの甘えだと怒り始め、ミランダが同調するとウソだと見抜く。ピカソの絵も理解しようとしない。期限の最後の晩にフレディーはミランダに指輪を渡し、結婚してほしいという。ミランダは受諾して誘惑するが、ウソを見抜いてしまう。激しい雨の夜で、地下室に戻される時にミランダはフレディを隙を見てシャベルで殴り、逃走を試みる。彼は血まみれになりながらも、ミランダを芝生の上でひきずり回す。ミランダは雨で濡れた体のままで、フレディを殺してしまったのではないかと心配する。病院で手当てを受けたフレディが帰ってくると、3日間放置されたミランダは肺炎を起こして重体だった。フレディーは医者を呼びに行くといって、結局、薬だけを買ってくるが、ミランダは亡くなってしまう。 フレディは自分が悪かったと思った後すぐに、ミランダがインテリすぎたことが問題だったと納得する。翌日は快晴。フレディは車をゆっくり走らせ、前を行く娘にじっと視線を向けていた。彼の傷の手当てをしてくれた若い看護婦だった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コレクター (1965年の映画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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